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廃校した学校や体育館の売却(購入)&賃貸価格まとめ

 廃校した小学校や中学校及び体育館、校庭を購入するのにいくらぐらい掛かるのか? また廃校を賃貸で借りた場合の月額利用料はいくらか? 全国の廃校譲渡or貸付を募集中の自治体から「学校の値段」を調べてみました。 旧玉野小学校 賃貸価格:年間357万7464円以上で貸し付け 住所:福島県相馬市玉野字町74番地 築年数:昭和60年 土地面積:7551平米 校舎(2階建):1323平米 園舎:212平米 給食調理室:100平米 備考:新耐震基準。 新耐震基準。小学校と幼稚園が併設。給食調理室もあり。プールおよび体育館は賃貸対象外。 旧玉野中学校 賃貸価格:年間455万4841円以上で貸し付け 住所:福島県相馬市玉野字坂口4番地 築年数:昭和62年 土地面積:8238平米 校舎(3階建):1679平米 備考:新耐震基準。 プールと体育館は賃貸の対象外。 旧白水小学校 校舎購入価格:最低379万3560円(建物のみ) 土地購入価格:最低7200円(1坪) 賃貸価格:年間152万5626円以上で貸し付け 住所:福島県いわき市内郷白水町川平76番地の12 築年数:平成5年 土地面積:5628平米 校舎(木造2階建):1097平米 備考:校舎は新耐震基準。 廃校となった小学校の売却および貸付先を募集。プールと体育館は売却・賃貸の対象外。 旧小里小学校 購入価格:最低1860万円 住所:茨城県常陸太田市小中町202 築年数:昭和57年 土地面積:15161平米 校舎(3階建):1959平米 体育館:534平米 備考:校舎は新耐震基準。 旧賀美小学校 譲渡価格:最低1410万円 住所:茨城県常陸太田市小菅町327番地 築年数:昭和56年 土地面積:11947平米 校舎(3階建):2113平米 体育館:534平米 備考:校舎西側増設部は新耐震基準。 旧遠阪小学校 貸付価格:無料 住所:兵庫県丹波市青垣町山垣1178番地 築年数:昭和58年 土地面積:16849平米 校舎(3階建):1820平米 体育館:600平米 備考:無償で施設を利用できる。維持管理費は利用者負担。 旧芦田小学校 貸付価格:無料 住所:兵庫県丹波市青垣町田井縄371番地 築年数:平成3年 土地面積:16460平米 校舎:1175平米 体育館:1020平米 備考:無償で借りることができる。維持管理費は利用者負担。校舎は耐震性

【投資・経営分析】トランクルームの今後&将来性を予想

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トランクルームへの投資やビジネスに未来はあるのか。  新型コロナの影響で利用者が増えている状況「 【トランクルーム需要】稼働率(利用率)の推移を分析 」から、今後のトランクルームのニーズ、将来性を考えてみました。 利用者のニーズ まずはトランクルーム利用者はどのような用途で借りているのかを分析。 引越しの一時的な荷物置き場 家の建て替え、リフォームの一時的な荷物置き場 自宅不用品、季節用品の置き場(書籍・洋服・家具・家電・子供の玩具など) 趣味・コレクションの物置き(アウトドア用品、絵画、楽器など) 車用品、バイク置き場 自営業者など仕事道具の置き場 オフィス備品の一時的な荷物置き場 「一時的に荷物を置く場所」、「継続的に荷物を保管しておく場所」の2パターンが想定できます。 需要増加要因 続いて今後、トランクルーム需要が増していくであろう環境の変化がこちら。 ・実家の相続(空き家解体) 高齢化社会による実家の相続(解体)が発生、大量の荷物の保管スペースが必要となる。 ・都市&駅近に人口集中 利便性の高い都市部の駅近コンパクトマンションに住む傾向が強まる。部屋が狭いため荷物を預けるスペース需要が出る可能性。 ・テレワーク化&移住 テレワーク化の進行、移住の活発化によって引越し時の荷物を預ける需要が増える可能性。 需要減少要因 逆に将来トランクルーム需要が減少するであろう厳しい環境の変化がこちら。 ・人口減少と核家族化(単身化)&高齢化 核家族化と高齢化の進行により荷物を保管するニーズが減る。 単身世帯&高齢者ほど大型家具や家電は必要なく、またレジャー用品など物を買わない(持たなくなる)傾向が強まるはず。 ・シェアリングエコノミー(サブスク) 若年層(Z世代)を中心に「もの」を所有するから、必要な時だけ「もの」を借りる意識が生まれている。シェア&サブスクで物を持たない世代が増えるほど、トランクルームビジネスは厳しい環境となるでしょう。 ・デジタル化、IT化 最後にデジタル化、IT化の進行。 社会全体でデジタル化が進むほど物がなくなり、パソコン(タブレット)&スマホですべて完結します。 例えば「本・CD・DVD・カメラ・時計・TV・音響&映像機器・紙の書類・本棚(家具)」はデジタル社会により消えつつあります。

【トランクルーム需要予想】稼働率(利用率)の推移を分析

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国内でトランクルーム利用者は増えているのか減っているのか、最近の需要動向を調べてみました。 参考にしたのはエリアリンク株式会社が展開するトランクルームブランド「ハローストレージ」の利用状況。この稼働率(空室率)の推移からトランクルームの今後(将来性)を予想してみます。 トランクルーム合計稼働率 まずエリアリンクが新規にオープンしたトランクルームと既存トランクルームを合計した稼働率です。 2018/6:75.80% 2018/12:75.56% 2019/6:75.04% 2019/12:76.84% 2020/6:78.08% 2020/1:80.66% 2021/6:83.39% 2021/12:85.86% 2022/6:87.56% 2022/12:89.36% 2018年6月期の75%台から直近2022年12月期には89.36%と9割近くが埋っていました。 トランクルーム既存稼働率 続いて既存(開設後2年以上)トランクルームの利用状況は以下の通り。 2018/6:83.24% 2018/12:84.46% 2019/6:81.10% 2019/12:82.40% 2020/6:80.68% 2020/1:82.17% 2021/6:84.03% 2021/12:86.72% 2022/6:88.46% 2022/12:90.73% 2018年6月期83%台から2022年12月期には90.73%台まで上昇。 新規オープンしてから2年以上経過したトランクルームの稼働率は80%後半~90%台を維持していました。 引越しなど一時的な荷物置き場(短期契約)ではなく、継続的に保管するスペースとしての利用者(長期契約)が増えているのではないかと予想。 トランクルーム新規稼働率 2018/6:43.57% 2018/12:48.20% 2019/6:39.14% 2019/12:50.73% 2020/6:51.26% 2020/1:65.10% 2021/6:64.78% 2021/12:67.54% 2022/6:56.58% 2022/12:60.81% 新しくオープン(開設から2年以内)した新規トランクルームの利用率です。 2018年~2020年前半までは40%~50%程度の契約率でした。2020年後半~2022年にかけて50%後半~60%台と利用者が増加傾向となっ

【銀行株投資リスク】昔より現代の方が銀行の取り付け騒ぎ(破綻)確率高いと思う件

 最近のシリコンバレー銀行が一瞬で経営破綻へ至る流れを見て、昔より今の時代の方が取り付け騒ぎが起きる危険性高まっていると感じた件。 個人的に銀行株(特に地方銀行)への投資は少し慎重になった方が良いかもしれません。 ネット社会が取り付け騒ぎリスクを高める インターネットの登場でより便利に、スピーディーに情報を扱えるようになった結果、逆に噂の拡散力や資金移動のしやすさが危機を招くリスクを高めていると思われます。 その原因は主に3点、 1.SNSで噂が拡散されやすく TwitterなどSNSの普及により情報(事実か嘘か関係なく)が瞬く間に拡散共有される点。しかも誰でも発信源(震源地)となれる。 2.ネットバンク口座で資金移動が簡単 銀行窓口へ赴く必要なく、いつでもインターネットバンキングから預貯金を移動させることができるようになった点。 3.人工知能によるフェイク動画拡散リスク AIのフェイク動画を使い偽情報を拡散させられる危険性が高まっている点。 例えば、悪意ある機関投資家(ヘッジファンド等)が銀行株空売りしておいて、AIフェイク情報流して取り付け騒ぎ起こし株価を暴落させる可能性も否定できない。 これら3つの要因が重なり「噂の拡散→取り付け騒ぎ→スピード破綻」の連鎖が起こりやすい社会環境下にあるのではないかと。 で、一度信用不安が起きると人は合理的な判断ができなくなり、「一斉預金引き出し」というパニック状態に陥るわけです。 現在はシリコンバレー銀行、クレディスイスといった欧米中心の危機ですが、もし日本の金融機関がターゲットにされ飛び火すると地方銀行の連鎖破綻も想定しておくべきだと思います。

ホームセンターの客単価(一人当たりの購入金額)を調べる。

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一般的なホームセンターで一人当たりの買い物する金額は平均いくら位使うのか、客単価を調べてみました。  参考にしたのは九州地方を中心に店舗展開するホームセンター、ハンズマンの「売上高状況」。各年度の売上高&来店客数&客単価の推移は以下の通りです。 2021年7月~2022年6月 売上高:308億6000万円 来店客数:1253万人 客単価:2462円 2020年7月~2021年6月 売上高:340億6800万円 来店客数:1364.2万人 客単価:2497円 2019年7月~2020年6月 売上高:311億6300万円 来店客数:1306.2万人 客単価:2385円 2018年7月~2019年6月 売上高:312億900万円 来店客数:1330.2万人 客単価:2346円 2017年7月~2018年6月 売上高:310億5000万円 来店客数:1331.9万人 客単価:2331円 2016年7月~2017年6月 売上高:322億2200万円 来店客数:1378.8万人 客単価:2336円 2015年7月~2016年6月 売上高:311億2600万円 来店客数:1367万人 客単価:2276円 2014年7月~2015年6月 売上高:290億2400万円 来店客数:1320.8万人 客単価:2197円 客単価の推移をグラフ化 各年度、2015年度~2022年度の平均客単価(円)をグラフ化してみました。 2015年度の2197円から2022年の2462円まで、8年間で265円の上昇。少額ですが毎年少しずつ購入金額UPしています。 特に直近二年間(2021~2022)とそれ以前を比較すると+100円ほど急な増加、おそらくコロナ禍の巣ごもり需要によりホームセンターで買い物する客が増えたと予想。

株価指数CFDのスプレッド比較【日経225・NYダウ・S&P500・ナスダック・DAX・FTSE100・EURO Stoxx 50】

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 日本及び海外の主要な株価指数CFDの参考スプレッドを比較、ランキング化してみました。 比較した時間帯は最もスプレッドが縮小するであろう夜間(ロンドン市場&NY市場が開いている)。またGMOクリック証券、サクソバンク、オアンダ証券は変動スプレッド、DMM.com証券とIG証券は原則固定スプレッドです。マーケットの流動性が低下した時、経済指標発表のタイミングで一時的に拡大することもあります。 日経225(日経平均先物)のスプレッド GMOクリック証券:1.0-5.0pips サクソバンク:5.0pips OANDA証券:5.0-6.0pips DMM.com証券:7.0pips IG証券:7.0pips 日経225(日経平均先物)CFDスプレッドが最も狭かったのはGMOクリック証券で1.0~5.0。続いてサクソバンク、オアンダ証券となりました。 NYダウのスプレッド OANDA証券:1.5pips IG証券:2.4pips サクソバンク:2.5-3.5pips GMOクリック証券:4.0-5.0pips DMM.com証券:5.0pips 1位はオアンダの「1.5」、2位にIG証券「2.4」でした。 S&P500のスプレッド OANDA証券:0.3-0.5pips GMOクリック証券:0.3-0.6pips IG証券:0.4pips DMM.com証券:0.5pips サクソバンク:0.5pips 上位のオアンダ証券とGMOクリック証券は変動スプレッドです。狭まると0.3、広がると0.6、平均0.4前後だと思います。 ナスダックのスプレッド OANDA証券:0.5pips GMOクリック証券:0.5-0.8pips IG証券:1.0pips サクソバンク:1.0-1.5pips DMM.com証券:2.0pips 米国ナスダック指数のスプレッド比較です。1.0未満とかなり狭いレートを提供していたのがオアンダとGMOクリック証券。 ドイツDAX指数のスプレッド OANDA証券:1.0-1.5pips IG証券:1.4pips GMOクリック証券:1.6-2.5pips サクソバンク:2.0-3.0pips DMM.com証券:6.8pips ヨーロッパのドイツDAX株価指数CFDです。オアンダは変動スプレッド、IG証券は固定されていました。 イギリスFTSE10

CFDスプレッド比較【サクソバンク・OANDA・GMOクリック証券・DMM.com証券・IG証券】

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CFD取引サービスを提供している主要5社の株価指数や商品CFDのスプレッドを、各社のウェブサイト&取引ツール(ライブ配信レート)から比較してみました。 比べたのはサクソバンク、OANDA証券、GMOクリック証券、DMM.com証券、IG証券の5社。 サクソバンク 日経225:5pips NYダウ:2.5-3.5pips S&P500:0.5pips ナスダック:1.0-1.5pips ドイツDAX:2.0-3.0pips イギリスFTSE100:2.0-2.5pips EURO Stoxx 50:2pips 香港H50:13-14pips XAUUSD金(ゴールド):23-29pips XAGUSD銀(シルバー):80-130pips XPTUSD(プラチナ):105-152pips WTI原油(crude oil):0.05pips 天然ガス:0.018pips とうもろこし(corn):1.25pips 大豆(soy bean):1.75-2.00pips OANDA証券 日経225:5-6pips オーストラリア200:3.2-4.2pips 中国A50:10pips 香港50:5pips シンガポール30:3pips 台湾株:0.4-0.6pips NYダウ:1.5pips S&P500:0.3-0.5pips ナスダック:0.5pips 米国ラッセル2000:30pips フランス40:0.9pips オランダ25:20pips ドイツDAX:1.0-1.5pips イギリスFTSE100:0.8pips EURO Stoxx 50:0.9pips GMOクリック証券 日経225:1-5pips NYダウ:4-5pips S&P500:0.3-0.4pips ナスダック:0.5-0.8pips ナスダックmini:0.5-0.8pips 中国(上海)A50:5pips インドNIF:3.0-4.0pips ドイツDAX:1.6-2.5pips イギリスFTSE100:1.0pips EURO Stoxx 50:2.0pips 香港H:3-5pips 金(ゴールド):0.4pips 銀(シルバー):0.015pips WTI原油(crude oil):0.03pips 天然ガス:0.008pips とうもろこし(corn):0.5pi

通信業界の将来性が危うくなる予感【スターリンクの登場VS光ファイバー、携帯電話】

 衛星インターネット接続「スターリンク」の登場で、日本の通信事業会社の将来性が危うくなる予感がする件。 NTTドコモ、NTT東日本&西日本、ソフトバンク、KDDI(au)、楽天モバイル…光ファイバーや携帯電話など通信業界は生活に必要不可欠な通信インフラです。事業の収益性高く安定企業(人気就職先)とも言われていますが、もしかするとスターリンクがその地位を脅かすかもしれません。 スターリンクと光ファイバーの価格差 光ファイバー一戸建てタイプの料金 NURO光戸建てタイプ:月額5700円 ビッグローブ光ファミリータイプ:月額5698円 ソフトバンク光ファミリー:月額5720円 光ファイバーマンションタイプの料金 NURO光forマンション:月額3630円 ビッグローブ光マンションタイプ:月額4488円 ソフトバンク光マンション:月額4180円 その他光回線工事費用で数万円。 スターリンクの料金 初回ハードウェアキット購入費用:36500円 月額6600円 ※初期の1万2000円程度だった月額利用料が割引され6600円に価格改定。 ※関連: 衛星インターネット接続「Starlink(スターリンク)」の利用料金。日本での価格は…。 スターリンクの料金プランが値下げされた結果、光ファイバーとの価格差が縮まってきています。 インターネット接続スピードの差はあまりない 海外のスターリンクユーザーの動画を見る限り、 動画視聴(Youtube・ネットフリックなど) オンライン会議、ライブ配信 オンラインゲーム メール、ウェブサイト閲覧、ネット検索 すべて問題なく快適に利用できていました。一部の特殊ユーザーを除き、接続スピードに関しても光ファイバーとの差はほぼ無い(体感的に)と考えられます。 ※一部の特殊ユーザーとは 〇〇ミリ単位のスピードを求める業界(個人)、例えばeスポーツのプロゲーマー、遠隔医療(手術ロボット)、金融プログラムトレードのHFT(高頻度高速取引)など。 ※関連: Starlink(スターリンク)の接続スピードvs光ファイバーの比較-速度&Ping値&Jitter値 ※関連: Starlink(スターリンク)でオンラインゲームは可能か? 衛星インターネットのメリット、強み スターリンクの特徴、メリットとして考えられるのが 移転・引越しが簡単 場所を選ばない 海外でも使え

9割の投資家が負ける心理&メンタルと投資で勝つためのトレードルールづくり

「 投資(株式投資やFX)で勝つのが難しい理由 」のつづき。  人間には潜在的な投資で負けやすいバイアスが備わっていて、何も考えず本能のままにトレードするとお金を失うわけです。今回、それらを回避し投資で資産を築くアイデアを提案。 投資で負ける人間のバイアス(心理・メンタル) 損失回避バイアス、コンコルド効果(サンクコスト効果)、現在志向バイアス…多くの投資家がトータルで勝てない理由がこれ。 損失回避バイアス コンコルド効果(サンクコスト効果) 現在志向バイアス 損失回避バイアスは「負けることを恐れ、認めたくない心理。」含み損を損切できずさらに損失幅を拡大させてしまう原因になります。別名塩漬け。 コンコルド効果(サンクコスト効果)は「負けを取り戻そうと無謀な投資を継続してしまう心理」負け…負け…負け…と連敗を繰り返し負の連鎖にはまります。別名ポジポジ病、難平。 現在志向バイアスは「長期的な大きな利益より、目先の小さな利益を優先してしまう心理」わずかな利益が出た瞬間に利確してしまい、小さく勝って大きく負ける典型的なコツコツドカンタイプです。 つまり本能のまま売買すると高い確率で損失を出します。 絶対守るべきトレードルールを決めること 投資で利益を出すには「私には負けやすい投資家の心理・メンタルを持っている」を理解した上で回避するためのルール作りをする必要があります。 具体的には 〇〇連敗したらその日のトレードを辞める 必ず逆指値注文(ストップ注文)を入れて、強制的に損切りをする。 〇〇分(〇〇日)以上は必ずポジションを保有する など、自分の中で絶対的なルールを決めることです。 例えば3連敗したら今日のトレード終了する。「連敗する」ということはその日の相場観が合っていない証拠。これ以上売買すると損失を膨らませるだけなので潔く撤退するべきでしょう。 小さく負けて大きく勝つ(損小利大)に役立つのが、逆指値注文とポジション保有時間の設定。 逆指値注文(ストップ注文)を入れ機械的に損切りしてもらうことで、取り返しのつかない大損出すのを防ぎます。 またロウソク足(分・時間・日足等)が確定するまで「〇〇分(〇〇日)以上は必ずポジションを持つルール」を決め、大きな利益獲得を目指します。 デイトレードで「小さな利益が出たら即利食いしてしまう病」に悩まされる場合は、キッチンタイマーを使うア

投資(株式投資やFX)で勝つのが難しい理由は…本能で負ける投資家心理(メンタル)

中長期投資から短期的なトレードまで、多くの投資家が株式投資やFXで勝てない理由…。それは人間の本能的な罠(心理・メンタル)にはまり、自ら負けやすい投資をしてしまうから。  投資で勝つには期待値をプラスにする必要がある 1回、1回、勝ったり負けたりしながら…、何百回、何千回とトレードを繰り返した結果、トータルでプラス(利益)を積み上げる。 最終的に利益を残すには「 期待値がプラス 」になる投資をしなければなりません。 期待値をプラスにするには損小利大が必須 期待値は「 勝率とリスクリワードのバランス(勝つ確率×利益+負ける確率×損失) 」で求められます。 勝つ確率を51%以上にするか、小さく負けて大きく勝つか、或いはその両方(ハイブリッド)を追求するしか期待値を+にする方法がないわけです。 「大きく負けて小さく勝つ」投資をしてしまう人間の本能 ところが人間は本来「損小利大」にすべきところ、逆の「損大利小」の投資をしてしまうバイアスが複数存在します。 代表的なのが 損失回避バイアス :「失う悲しみが大きく」負けを認めたくない心理 コンコルド効果(サンクコスト) :損失を取り戻そうと投資を続けてしまう心理 現在志向バイアス :将来的な大きな利益より、目先の小さな利益を選ぶ心理 「負けていても損切りできない行動(塩漬け)」「負けを取り返そうと感情的な投資を繰り返してしまう行動(ナンピン・ポジポジ病・ギャンブル依存症)」「わずかな利益が出た瞬間に利食いしてしまう行動(コツコツドカン)」 これら本能が障害となり「大きく負けて、小さく勝つ」投資の罠に陥ってしまうわけです。 つづき「 9割の投資家が負ける心理&メンタルと投資で勝つためのトレードルールづくり 」 ※関連: FXのスキャルピングで勝つのが難しい理由