日本の緑茶飲料市場規模(1995年~2020年)の推移

 伊藤園決算説明資料に過去~現在における日本の緑茶飲料市場の推移について掲載されていました。

緑茶飲料の市場規模

  • 1995年:852億円
  • 1997年:1133億円
  • 1999年:1619億円
  • 2001年:2685億円
  • 2003年:3094億円
  • 2005年:4470億円
  • 2007年:4150億円
  • 2009年:3820億円
  • 2011年:3750億円
  • 2013年:4050億円
  • 2015年:4150億円
  • 2017年:4400億円
  • 2018年:4450億円
  • 2019年:4450億円
  • 2020年:4180億円

無糖のお茶ペットボトル市場が急拡大したのは「2000年~2005年」にかけて・・・それまで緑茶と言えば「お~いお茶(伊藤園)」ぐらいしか選択肢がなかったものの、キリン生茶、サントリー伊右衛門など緑茶ブームが起こり各飲料メーカーが次々参入した時代。

・2009年~2011年の減少はリーマンショック(不景気)の影響?

・2020年の減少は新型コロナウイルスによる外出自粛の影響。

市場のピークは2005年の4470億円。その後はほぼ横ばい状態が継続しています。

今後は少子高齢化(人口減少)でマーケットの拡大は見込めない点、また日本の緑茶飲料市場が成熟している点から需要の拡大は難しいのかなと思われます。

各飲料メーカーのシェア争いは海外市場、とりわけ米国&中国の市場開拓に掛かっているでしょう。

参考:飲料市場はコロナの影響で縮小

参考:野菜飲料の市場規模