工業用ミシンの需要予想。日本国内でアパレル生産需要が増える?

 工業用ミシンの製造販売大手のペガサスミシン製造株式会社(6262)が、今期実績と来季の販売予想を決算説明で公開していました。

地域別のミシン売り上げ実績と需要予想

日本

  • 2022年3月期(実績):6億3900万円
  • 2023年3月期(予想):20億100万円(前年比+213.1%)

中国

  • 2022年3月期(実績):28億8600万円
  • 2023年3月期(予想):30億1100万円(前年比+4.3%)

アジア地域

  • 2022年3月期(実績):87億1500万円
  • 2023年3月期(予想):81億900万円(前年比-7.0%)

米国

  • 2022年3月期(実績):26億5300万円
  • 2023年3月期(予想):25億4500万円(前年比-4.1%)

欧州(ヨーロッパ)

  • 2022年3月期(実績):15億8700万円
  • 2023年3月期(予想):13億3400万円(前年比-15.9%)
アジアと欧米が前年比減とした一方、前年より売り上げ増と予想したのは日本と中国。特に日本は前年比213%増加と高い伸び率と見込んでいました。
日本でミシン需要が増加予想とする理由・・・輸出に有利な円安と資源高、安い人件費(日本人)が要因か。
国内生産と海外生産のコストの差が縮小していて、国内にアパレル等縫製工場を移転する動きがあるのかなと。